作品を読んで考える イギリス児童文学講座(2) 芽吹きはじめたファンタジー
子どもとおとながともに楽しめる不思議な文学──
児童文学が、イギリスでどのようにして生まれ、育ち、
みごとな花を咲かせることになったのか。
鍵となる作品を読みながら、その謎に迫るシリーズ第2弾。
ヴィクトリア朝とその前後。
シャーウッドからキャロルを経て、
キプリングまでの約1世紀。
本体2,000円+税 |
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著・中野節子・水井雅子・吉井紀子
四六判/248頁
【内容】
◆芽吹きはじめたファンタジー――第一期児童文学黄金時代前後
1814◆ 『幼子ヘンリーとその召使い』シャーウッド―—教会の御用作家からの脱出
1865◆ 『不思議の国のアリス』キャロル―—オックスフォードで生まれたノンセンス
1855-71◆ 『自然寓話集』ギャティ―—ヨークシャーの英国国教会のサロンのなかで
1879◆ 『ジャカネイプス』ユーイング―—子どもたちの世界を描ききった最初の作家
1902◆ 『キム』キプリング―—ヴィクトリア朝と現代をつないで