子どものための、かつて子どもだったおとなのための、子どもの幸福を願うみんなのための、本の店です。

トップ>マビノギオン

マビノギオン━━中世ウェールズ幻想物語集

 マビノギオン━━中世ウェールズ幻想物語集

近年、存在をクローズアップされているケルト。その中に、島のケルトと呼ばれ、ブリテン島の南西の一角を占めて活躍したウェールズ地方の住人たちカムリ人━がいました。
『マビノギオン』は、文字をもたなかった彼らが口承で伝え、11世紀の後半頃から1冊の本に書きとめられた散文物語集です。
そこに書かれる内容はアーサー王伝説のもととなったと思われている物語を含め、神話・伝説・民話等多岐にわたっています。
この物語は、ウェールズ言語文化の宝であり、今日までにヨーロッパ各国語に翻訳されています。日本では、昭和初期から英訳を和訳する形で部分的に紹介されてきましたが、原語から完全な形で和訳されるのは初めて。物語に魅せられ4半世紀を費やした訳者の思いが、文学の香り高い言葉をともなってここに結実しています。
イギリスのファンタジー文学の源流のひとつに、数世紀をかけて、時が凝るようにして紡がれた大作があったことを、ぜひ多くのファンタジーファンにも知っていただきたいと願っています。


※重版出来!!

本体3,500円+税 cart.gif
訳:中野節子/協力:徳岡久生
A5判/500頁


【目次】
日本語版の刊行に寄せて/『マビノギオン』への長い旅─序にかえて
[マビノーギの四つの物語]ダヴェドの大公プイス/スィールの娘ブランウェン/スィールの
息子マナウィダン/マソヌウイの息子マース
[カムリに伝わる四つの物語]マクセン・ウレディクの夢/スィッズとスェヴェリスの物語/
キルッフとオルウェン/ロナブイの夢
[アルスルの宮廷の三つのロマンス]ウエリンの息子オウァインの物語、あるいは泉の
貴婦人/エヴラウクの息子ペレドゥルの物語/エルビンの息子ゲライントの物語
訳注/解説/人名一覧/地名一覧/参考文献


◎私がお薦めします
中世ウェールズ幻想物語集『マビノギオン』は、中野節子さんのライフワークである。
彼女が四半世紀をかけてウェールズに通い、ウェールズの言葉を学び、グウィン・トーマス教授の懇切な指導を受けて、日本に移し植えた花である。いま、その花を日本語の財産のなかにかぞえることができることを、私たちは大きな誇りとする。(英文学者・高杉一郎)

コメントを投稿する

いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。

TrackbackURL :