子どものための、かつて子どもだったおとなのための、子どもの幸福を願うみんなのための、本の店です。

トップ>金子みすゞ

 [金子みすゞとの出会い]
金子みすゞとの出会いは偶然でした。
まだJULAが産声をあげる直前のことです。若き童謡詩人・矢崎節夫さんが、みすゞの遺稿手帳を見つけました。しかし、どこの出版社にかけあっても、全集を出してくれるところはありませんでした。
みすゞの詩は、どの1編をとっても捨て置けない、どうしても、このまま埋もれさせてはいけないものだと思えました。きちんとした詩集として、世の中に出したい!
でも、生まれたばかりの小さ出版社にとって、当時無名だった詩人の全集を出版するということは、 本当に、無謀ともいえるほど大きな冒険でした。
それでも、JULAは『金子みすゞ全集』刊行を決意しました。たとえ昔に書かれたものであっても、決して古くはならないで、今でも十分おもしろく、また未来に残していく必要のある作品があるということに気づいたのです。
これは、やがて、JULAの出版活動のひとつの路線になっていったのです。

[金子みすゞの広がり]
小さ出版社の大きな冒険だった金子みすゞは、冒険にふさわしいいくつもの奇跡と素敵な出会い、 そして何といっても作品の力に支えられ、少しずつ人々の間に浸透していきました。
その後、矢崎節夫さんの必死の調査によって、幻の存在だったみすゞの詳しい人物像も浮かび あがってきました。そして、『童謡詩人金子みすゞの生涯』出版をきっかけに、新聞やテレビで取り上げられ、ドラマになり、芝居になり、映画になり、全国での大きな展覧会が催され…と、「みすゞブーム」と呼ばれた現象が巻き起こったのです。
そんななか迎えた2003年、金子みすゞ生誕100年記念の年、JULAの全面協力によって故郷の山口県長門市に、金子みすゞ記念館が開館します。
また、念願のみすゞの全遺稿出版が実現! これで、今できる限りのみすゞのすべてが世の中に送り出されたことになりました。
でも、もう「みすゞブーム」とはいわせません。ブームはいつか去っていくものですが、金子みすゞの作品宇宙は、これからもきっと広がり続けていくと信じています。

コメントを投稿する

いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。

TrackbackURL :