矢崎節夫童謡集・きらり きーん
矢崎さんの童謡は、明るく歯切れよく、そして、知的です。
どの作品も、子どもの息吹きが立ちのぼってきます。天性の童謡詩人といえるでしょう。
大正時代に〈赤い鳥童謡〉があり、
昭和に〈あたらしい子どもの歌・幼児童謡〉があり、
そして、長らく低迷を続ける平成は、はたしてどんな童謡を生むのでしょうか。
『きらり きーん』の美しい表紙を閉じると、私は、ふっと祷る想いになりました。
…………………………武鹿悦子/本書まえがき「つぎの時代を」より
金子みすゞを発掘した著者・矢崎節夫の第三童謡集。
第13回童謡文化賞を受賞した前作『うずまきぎんが』から2年、
創作への意欲はますます高まり、言葉とリズムが躍動する作品が生まれました。
「しまうまさん」「トンネルは てじなし」など53編、ゆたかな童謡世界をお楽しみください。
文豪森鴎外は、「童謡は詩の芽だ」と語ったそうです。
子どものころから、詩の芽に親しませたいもの。
日本の童謡の代表的な詩人の作品を、コンパクトな愛蔵版にまとめた[JULAの童謡集シリーズ]。
親子で、美しく豊かな日本語をお楽しみください。
本体1,200円+税 |
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装丁挿絵:高畠純
B6変形/136頁
[JULAの童謡集シリーズ]
【収録詩】
[しまうまさん]しまうまさん/さいさん/あめ ぽっつん/じゃっぽ がっぽ みずたまり/もぐらくん/これが ばく/へびさん はだかんぼう/ならんで みてる/おうさまぺんぎん
[なまえ]なまえ/やきいも かばさん/かばさん しってる?/それぞれに いっぱい/さいは さい/あさり/するめ/わごむ
[からんと いっぱい]からんと いっぱい/しゃなりと あるく/スリッパ はくと/まどがらす/そらの うみ/ルパンと さんぽ/ゆらゆら そらへ/からすと ぼく/あめ ふった
[いちょうの き]いちょうの き/うめぼし うめのはな/やまで きつねが/ゆうやけはなび/ぷるん ぷるん/おはなしかい/オオ スッパイ/おばけ べろべろべー/はくしゅと ごっつんこ/ありがたいなぁ おしょうがつ
[ねこと ぼく]ねこと ぼく/はてさて だれかな/はなの てっぺん/おとうさんの つくえ/いちねんじゅうが うれしいひ/ぼくの は/だれでも みんな/まいちゃん
[きらり きーん]きらり きーん/あおぞら いいな/かたつむりの ぼうえんきょう/ちきゅうを まわす/さかの いんりょく/かいだん/にちようびでも/しちふくじんの ばす/トンネルは てじなし



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