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2008.11.04  【終了】メイフィールド教養講座「『マビノギオン』ってどんな世界?━ウェールズに物語の背景を訪ねて━」

マビノギオン━━中世ウェールズ幻想物語集』を1話ずつ読んでいく連続講座を少し一休みして、「目で見るマビノギオンの世界」を味わおうという特別編。
マビノギオンの世界━━ウェールズに物語の背景をたずねて』のカメラマン・加藤忠興氏による講座です(当日は本書をテキストとして使用予定)。

メイフィールド教養講座

『マビノギオン』ってどんな世界?━ウェールズに物語の背景を訪ねて━
講師・加藤忠興
日時:2008年11月28日(金) 14:3016:00
会場:
英国風ティールーム メイフィールド
東京都目黒区緑が丘2-19-10 TEL & FAX.03-57297228
会費:2,500円(茶菓代含)
お申し込み方法:会費を添え、FAXまたは店頭にてお申し込みください。
[申し込み・問い合わせ先]
メイフィールド
TEL & FAX.03-5729-7228


《講師プロフィール》
加藤忠興●かとう・ただおき/1939年東京都生まれ。日本大学法学部法律学科卒業。1984年アリソン・アトリーの写真取材をきっかけに、イギリス児童文学等にかかわる写真を撮り続けている。『イギリス女流文学作家の系譜』(透土社)、『物語の紡ぎ手━アリソン・アトリーの生涯━』(JULA出版局)などに写真提供。全日本山岳写真協会会員。

《講師が語る今回の内容》
『マビノギオン』とは、文字をもたなかったウェールズ地方の住人━カムリ人━たちの社会で、バルドと称された詩人たちによって長らく口承されてきた後、た ぶん11世紀後半頃から、南ウェールズの修道僧たちの手で、一冊の本にまとめられたと考えられている、中世ウェールズの散文集である。なかに含まれた11 の物語の内容というのは、神話・伝説・民話など、多岐にわたっている。
どの物語にも、ウェールズの土地に深く根を下ろした、いわく因縁の物語、地名や人名の由来を説明する事件、人々の間で今も守られている習慣や遊びなどの、カムリ民族の伝統文化にまつわる物語が語られている。
『マビノギオン』の物語の背景を写真に収めようという私たちの取材旅行はm物語の中の地名を、地図上に探し出すことから始まった。
長い歴史の中で、人々の営みの場所は、気候や地理的条件などから、ある程度限定できるのではないかと考えたからである。まずは、古代遺跡を捜して、訪ねてみることにした。
取材を重ねていくうちに、先史時代の遺跡、『マビノギオン』に出てくる地名、ローマン・ロード、砦や要塞の跡などは、みな密接に重なり合って、歴史の厚い 層を成していることが次第に明らかになってきた。1000年以上にわたる、はるか昔の物語の世界が、目の前に現れてきたのである。
今回は、第4話「マソヌウイの息子マース」の物語を中心に、物語に出てくる地名等を地図上に記、その意味や歴史的背景を考え、古き昔の『マビノギオン』の世界を、現代のウェールズの土地の中に楽しんでみたい。

投稿者 JULA出版局 | PermaLink | コメント(0) | トラックバック(0)