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2009.03.10  金子みすゞの命日です。

今年も、この日がやってきました。
1930年3月10日、童謡詩人金子みすゞが26歳の短い生涯を閉じて、79年が経過しました。

そして、今年も命日のすぐ前の週末(7、8日)には、山口県長門市に全国からみすゞファンが集まり、「みすゞコスモス交流会」が開催されました。
ここ数年は、法要することにとどまらず、みすゞの魅力のさらなる広がりを感じるような企画が催されています。
今年は、女流講談師の一龍斎春水さんが、「講談・金子みすゞ」を披露、矢崎節夫先生(金子みすゞ記念館館長)とのトークショーもあり、もりだくさんな内容でした。

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さらに、春水さんからサプライズプレゼントが!!
春水さんと親交のある、西洋菓子店ブールミッシュの社長・パティシェ吉田菊次郎先生が、金子みすゞをイメージしたお菓子を作ってくださったのです。
みすゞの作品の透明感を大切に、「星とたんぽぽ」をイメージしたあめ細工。
繊細な純白の薔薇の花に、“海の小石”や“星”が散りばめられました。
春水さんが、壊れぬように大切に長門まで運ばれ、交流会でお披露目となりました。

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ウェブ店長、今年は現地にうかがっていないので、現物を見ていないのです。残念。
でも、とっても素敵だったので、春水さんにご許可いただいて、写真をアップさせていただきました。
ちゃんと食べられる材料で作られているそうですが…これは、もったいなくて食べられないですね。

そうそう。
みすゞは、「お菓子」という詩を書いています。

お菓子

いたずらに一つかくした
弟のお菓子。
たべるもんかと思ってて、
たべてしまった、
一つのお菓子。

母さんが二つッていったら、
どうしよう。

おいてみて
とってみてまたおいてみて、
それでも弟が来ないから、
たべてしまった、
二つめのお菓子。

にがいお菓子、
かなしいお菓子。

………『金子みすゞ童謡全集・3/空のかあさま・上』より

みすゞもお菓子はとっても好きだったはず。
自分のイメージでお菓子ができるなんて…命日に天国でびっくり、喜んでいるでしょうね。

 

投稿者 JULA出版局 (18:14) | PermaLink
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