みすず刈る信濃の国で、落語で味わう金子みすゞ

「私と小鳥と鈴と」「こだまでしょうか」「星とたんぽぽ」……童謡詩人金子みすゞの作品は、子どもから大人まで、たくさんの人に知られています。しかし、約40年前までは、ほとんど知られることのない存在でした。
大学1年のとき、1編の詩「大漁」に魅了された矢崎節夫さんは、その後16年におよぶ「みすゞさがしの旅」の末に、みすゞの弟・上山雅輔さんから、3冊の遺稿手帳を受けとり、1984年『金子みすゞ全集』（JULA出版局）として出版しました。みすゞの甦りと広がりはここから始まったのです。
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金子みすゞのペンネームは、信濃の国にかかる枕詞「みすずかる（御篶刈）」に由来します。そんなゆかりの土地・長野県で落語会を続けてこられた春風亭柳枝師匠は、現在、金子みすゞが題材の新作落語「みんなちがって」の唯一の演じ手でもあります。
三遊亭圓窓師匠が2006年に手がけられた「みんな違って（原題）」は、圓窓師匠が亡くなられたため、演じられることがなくなっていました。柳枝師匠はこの演目復活にお力を貸してくださり、昨年はじめてご口演いただきました。
イルフ童画館での展覧会「金子みすゞの詩」開催を記念し、本公演が2度目のご披露です。
どうぞお楽しみください。

プログラム
春風亭柳枝　落語「みんなちがって」（矢崎節夫著『童謡詩人金子みすゞの生涯』より三遊亭圓窓作）他1席
宵待ちハニー　詩の朗読

チケット情報：
全席自由　2500円
＊チケットを事前にお申込みいただいた方には、イルフ童画館で開催中の展覧会「金子みすゞの詩　100年の時を越えて」ご招待券を進呈いたします。

2025年7月1日（火）10時　発売開始
お申込みはお電話かメールでお願いいたします。
お電話　03-5395-6657（平日9時～17時）
メール　mimiko@jula.co.jp
＊タイトルを「8/11落語会申し込み」としていただき、メール本文に　①お名前②ご希望枚数③郵便番号・ご住所④お電話番号　をご明記ください。

主催：「落語みすゞ亭」事務局
協力：イルフ童画館、春風亭柳枝信州後援会、フレーベル館
お問い合わせ窓口：JULA出版局　TEL.03-5395-6657（平日9時～17時／担当：柴崎・北尾）