JULA出版局| 2025.08.01

第二次世界大戦終結から80年

今年は、1945年に第二次世界大戦が終結してから80年の節目の年です。
夏が近づくにつれ、「戦後80年」という言葉がさかんに聞かれるようになりましたが、世界中でくりかえされるいくつもの戦争を思うとき、決して「戦後」ではなかったような気がしますし、この数年は特にその思いを強くしています。

戦争のこと、平和のことを伝える児童文学作品はたくさんあります。
それは、そもそも子どものための書物が、「子どもたちが広い知識をもち、考えることで、争わない未来を切り拓いてくれる」ことに希望を託してつくられはじめたことと、決して無縁ではないはずです。
JULA出版局では、佐藤義美童謡集の表題作「ともだちシンフォニー」をこれまでにも何度かご紹介してきました。佐藤義美や金子みすゞが情熱をそそいだ童謡もまた、子どもたちの感性を信じ、美しい未来を託した芸術運動でした。

80年前に、そしていま戦禍にある人たちに思いを馳せながら、読んでいただけるとうれしいです。
*詩の全文ご紹介は8月31日で終了させていただきました。

佐藤義美童謡集『ともだちシンフォニー』