マビノギオン 中世ウェールズ幻想物語集

ウェールズに古くから語り継がれてきたケルトの物語「マビノギオン」を、ウェールズ語原典から忠実に翻訳した完訳版。物語に魅せられ4半世紀を費やした訳者の思いが、文学の香り高い言葉をともなって結実しています。ファンタジーの源流としても必読の書。

書籍情報

訳:中野節子 協力:徳岡久生
定価:3,850円(本体3,500円+税)
発売日:2000年03月27日
判型:A5判
商品形態:上製本・カバー掛
ページ数:500
ISBN:9784882841937

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著者紹介

中野節子●なかの・せつこ
1941年、東京都生まれ。東京学芸大学学芸学部英語科卒業。東京学芸大学大学院修士課程英語教育学専攻修了。学術研究員としてウェールズ大学バンゴール校ウェールズ語学科留学。大妻女子大学短期大学名誉教授。イギリス児童文学、ウェールズ文学を専攻領域とする。主な著書に、「イギリス女流児童文学作家の系譜1~5」『翔くロビン』『ひなぎくの首飾り』『野に出た妖精たち』『夢の狩り人』『イバラの宝冠』(共著/透土社)、『ファージョン自伝』(監訳/西村書店)、「作品を読んで考えるイギリス児童文学講座1~4」『ファンタジーの生まれるまで』『芽吹きはじめたファンタジー』『根をおろすファンタジー』『花ひらくファンタジー』(共著/JULA出版局)などがある。

徳岡久生●とくおか・くみ
1932年、長崎県島原市生まれ。広島大学文学部卒業。著書に、『弦』(詩学社)『祝祭』(書肆とい)『私語辞典』(思潮社/土井晩翠賞受賞)『相聞』(思潮社)の詩集、また訳書に『ブラザーイーグル、シスタースカイ――酋長シアトルからのメッセージ』(共訳/JULA出版局)などがある。2009年、逝去。