金子みすゞイベントレポート| 2025.10.14
宮崎県延岡市での金子みすゞ展開催中です

こんにちは。
全国を巡回している展覧会「金子みすゞの詩(うた) 100年の時を越えて」が、現在、宮崎県延岡市の延岡城・内藤記念博物館で開催されています。
https://www.jula.co.jp/event/event-2025-misuzu-exhibit02/
10月4日のオープニングには、朝から多くのお客様が集まってくださり、延岡市長・三浦久知様、市議会副議長・梶本英一様、JULA出版局代表取締役・福田康彦によるテープカットのセレモニーが行われました。
宮崎県での金子みすゞ展は、2002年に宮崎市のシーガイアで開催されて以降、実に23年ぶり。しかも、実物のみすゞの遺稿童謡集が展示されるのは今回がはじめてです。ほかにも、200点以上の展示物で、みすゞの世界を味わっていただけます。
延岡は歌人として名高い若山牧水が若き日を過ごした土地。童謡運動が盛り上がりを見せる大正8年に創刊された児童誌「金の船」(のちに「金の星」)に、牧水も編集者から誘いを受けて、童謡作品を発表しています。北原白秋が中心となり発足した童謡詩人会にも名を連ね、同会編『日本童謡集 1926年版』には、金子みすゞの「大漁」「お魚」と並んで、4編の作品が掲載されています。延岡会場限定の「童謡運動と若山牧水」のミニコーナーもつくりました。
会場のお近くにお住まいの方、ぜひこの機会に、貴重な資料をご覧ください。