お知らせJULA出版局| 2026.02.25

『プータンいまなんじ?』重版出来です!

しかけ絵本『プータンいまなんじ?』が久しぶりに重版となりました。
時計の長針をまわすと短針が連動して動く、本物そっくりの時計のついた絵本です。
1984年に発行しましたので、「なつかしい!」と思ってくださる方も多く、品切れになってからはたびたびお問い合わせもいただいておりました。

JULA出版局は、金子みすゞの作品出版とともに、オリジナルのしかけ絵本を送りだすことを両輪に据えてきました。一見かかわりがないように思えるふたつのジャンルかもしれませんが、根っこの部分でしっかりつながっています。

しかけ絵本の歴史は古く、絵が飛びだしたり変化したりするものは19世紀ごろからつくられていました。そんななか、1920年代のドイツに『魔法の船』という風変わりな絵本が生まれます。児童心理学に根ざし、子どもがしかけを動かすことで物語に主体的に参加する、アクティビティと呼ばれるタイプのしかけ絵本です。
日本の子どもに親しみやすい物語で、日本でつくったしかけで、こんな絵本を読者に届けられないか――そんな思いが、プータン・シリーズの生まれるきっかけとなりました。1983年に電話のダイヤルのついた『もしもし…プータンです』、翌年『プータンいまなんじ?』を出版しました。

『魔法の船』が出版されたころ、日本では児童雑誌「赤い鳥」や「金の船」がけん引した、子どものための芸術運動が起こりました。金子みすゞが情熱を注いだ童謡運動もその流れのひとつです。これは、「20世紀は児童の世紀である」とした欧米の新しい教育運動が世界中にひろがったことによります。
子どもの人格をみとめ、本物の芸術を届けること。子ども自身の生きる力、考える力を尊重すること。そんな思想の延長線上に、アクティブなしかけ絵本も、童謡もあるのです。

子どもたちが、時計を動かし積極的に参加できるしかけ絵本『プータンいまなんじ?』。新しい世代の子どもたちにも楽しんでいただけますように。

*プータン・シリーズについて(絵本ナビ インタビュー)
https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents_old.asp?id=131

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