お知らせ| 2023.09.01

9月1日を金子みすゞデビューの記念日にしたい!

2023年9月1日。
本日、童謡詩人金子みすゞは、デビュー100年を迎えました。

1923(大正12)年4月に金子みすゞは故郷仙崎を離れ、大都会下関で書店の店番をしながら、詩作を開始しました。6月ごろより雑誌に投稿をはじめ、その年の9月号4誌に一斉に作品が掲載されました。なかでも、コドモ社の発行していた雑誌『童話』9月号には、「お魚」と「打出の小槌」の2編が見開きで掲載され、このページを見たみすゞはさぞ感激したことでしょう。

みすゞの作品は、本人自筆の3冊の遺稿手帳に残されていますが、『童話』に初掲載された「お魚」(手帳では「おさかな」)は1冊目の手帳の2番目、「打出の小槌」は8番目に出てくる作品です。その後も、ほぼ制作の順番に作品が並んでいると思われる遺稿手帳は、順番をそのままに『金子みすゞ童謡全集』として発行していますので、詩作の深まりとその時代も楽しんでいただけると思います。

毎年7月1日は、日本童謡協会が制定した「童謡の日」。1918(大正7)年に創刊された雑誌『赤い鳥』の創刊号の発行日が、その理由になっています。雑誌は6月中旬に配本されていると思われますが発行日を記念日としています。
同じ理屈でいけば、みすゞは『童話』の9月号を、8月中旬ごろに見ていると思われますが、発行日である9月1日をみすゞのデビューの記念日としてもよいのではないでしょうか。そして、その日は奇しくも関東大震災と同日ということになります。

金子みすゞ詩作100年の時を越えて立ち上げたばかりの、このささやかなJULA出版局のホームページも、これから金子みすゞや童謡文化の魅力をたっぷりと発信していきたいと思っています。

『金子みすゞ童謡全集』
https://www.jula.co.jp/book/book-7/
子育てサイト「あそっぱ」での金子みすゞ紹介記事
https://asoppa.com/asotopics/14033/