お知らせ| 2023.08.30

金子みすゞがジョージア語に翻訳されました!

現在、金子みすゞの詩は14の言語に翻訳されています。そして、メモリアルイヤーの今年、15番目の言語が加わりました!

ジョージアの児童文学作家・詩人であるマリアム・ツィクラウリさんは、知人から紹介されたみすゞの詩に感動し、ジョージア語に翻訳したい!と思い立ちました。翻訳した詩をFacebookに投稿していたのを出版社の人が目にとめ、「すばらしい詩だから出版しましょう」と話が進みます。その後、2016年に米シアトルで出版された『ARE YOU AN ECHO?』を見つけ、この絵本を出版することでみすゞの作品と人となりが紹介できると考え、今回の出版にいたったそうです。


写真の男性は、ジョージア語の研究者・翻訳者である児島康宏さん。マリアムさんがインターネットで見つけたロシア語訳から翻訳した詩が、もとの日本語の詩とずれていないかなどを監修する形でこの絵本にかかわられました。お仕事で日本に帰国され、完成したばかりの絵本を届けてくださいました。

マリアムさんから直接お話を聞いたわけではありませんが、みすゞの詩に共感し、ジョージアで紹介したいと思ってくださったのだと思います。また一歩、世界にみすゞのメッセージが広がる、うれしい出来事でした。
『ARE YOU AN ECHO?』は、JULA出版局より『こだまでしょうか?』として日本語訳を出版しています。

『こだまでしょうか?―いちどは失われた みすゞの詩』
https://www.jula.co.jp/book/book-122/

セザンヌ出版社のFacebookページでの紹介
https://www.facebook.com/cezanne.publishing/posts/pfbid02Y6ARnxN6rZrHgM1qMGniTciZhKxGH18LTkEt6idSMCdPS63kp6jXw3aVxNGAvpHHl