詩人のための宇宙授業―金子みすゞの詩をめぐる夜想的逍遥
みすゞさんの考え方は、
いろいろな宗教の考え方をやさしく包括した上で、
すべてのことがらが、相手があってこその自分という立場で
つらぬかれているように思います。
それは、驚くべきことなのですが、
現代科学が明らかにしてきた宇宙のからくりが
教えてくれる生き方そのもののように思われてなりません。
/本書「おわりに」より
本体2,000円+税 |
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著:佐治晴夫/装画・挿絵:みずうちさとみ
B5変型/112頁
「ゆらぎ」理論研究やボイジャー計画で知られる著者が、
愛読してやまない金子みすゞの40の詩を
科学者の視点から読み解く。
物理学、数学などにとどまらず、芸術・宗教など、
幅広い知識をもって、みすゞの真理に迫る。
【目次】
第1章・みえない星星とたんぽぽ/蜂と神さま/みえない星/見えないもの/積った雪
第2章・夢と現水と影/瞳/ぬかるみ/空の鯉/夢と現
第3章・花のたましい木/花のたましい/繭とお墓/白い帽子/失くなったもの
第4章・夕顔誰がほんとを/こころ/お菓子/夕顔/さびしいとき
第5章・しけだまおさかな/しけだま/月のひかり/露/浜の石
第6章・暦と時計なぞ/暦と時計/昼と夜/数字/蓮と鶏
第7章・不思議日の光/土と草/私と小鳥と鈴と/葉っぱの赤ちゃん/不思議
第8章・明日みそはぎ/山と空/夜ふけの空/夢から夢を/明日



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