金子みすゞ なしのしん
子どもの心情を細やかにとらえた金子みすゞの詩から「石ころ」「となりの子ども」など15編を選び、伊藤智之がユーモアたっぷりに描きました。教科書でみすゞに出会った子どもたちが、みすゞを身近に感じられる絵本です。
書籍情報
詩:金子みすゞ 選:矢崎節夫 絵:伊藤智之
定価:1,210円(本体1,100円+税)
発売日:2002年07月05日
判型:185×210mm
商品形態:上製本
ページ数:32
ISBN:9784882842729
*電子書籍:フレーベル館
著者紹介
金子みすゞ●かねこ・みすず
本名金子テル。1903(明治36)年、山口県大津郡仙崎村(現在の長門市)に生まれる。大正末期から昭和初期にかけ、すぐれた作品を発表し、西條八十に「若き童謡詩人の中の巨星」とまで称賛されながら、1930(昭和5)年、26歳の若さで世を去った。没後その作品は埋もれ、「幻の童謡詩人」と語りつがれるばかりとなったが、童謡詩人・矢崎節夫の長年の努力により512編の詩を収めた遺稿集が見つかり、没後50余年を経て『金子みすゞ全集』(JULA出版局)として出版された。2003(平成15)年には、故郷に長門市立金子みすゞ記念館がオープン。その作品の魅力は、いま世界にひろがりつつある。
伊藤智之●いとう・さとし
1967年埼玉県生まれ。東洋美術学校卒業後、印刷会社デザイン室勤務を経て、フリーのイラストレーターとなる。89年より童画芸術協会会員として意欲的に作品を発表。同協会展への出品作をきっかけに、2002年『なしのしん』で絵本作家としてデビュー。その他の絵本作品に『クク・メソ・エッヘン』(JULA出版局)、『おむすびくん』(岡信子作/リーブル)。新*童画会員。
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