〈童謡・小曲〉琅玕集・下
「琅玕集(ろうかんしゅう)」は、金子みすゞが大正14年から15年にかけて、当時の雑誌や詩集から、詩・童謡・小曲を手帳に書き写した詞華集です。みすゞの作品世界、彼女が活躍した童謡隆盛時代を知るうえでも、文献的価値ある選集。下巻には99編を収録。
書籍情報
編:金子みすゞ 監修:矢崎節夫
定価:1,430円(本体1,300円+税)
発売日:2005年01月01日
判型:142×105mm
商品形態:上製本・カバー掛
ページ数:226
ISBN:9784882842897
著者紹介
金子みすゞ●かねこ・みすず
本名金子テル。1903(明治36)年、山口県大津郡仙崎村(現在の長門市)に生まれる。大正末期から昭和初期にかけ、すぐれた作品を発表し、西條八十に「若き童謡詩人の中の巨星」とまで称賛されながら、1930(昭和5)年、26歳の若さで世を去った。没後その作品は埋もれ、「幻の童謡詩人」と語りつがれるばかりとなったが、童謡詩人・矢崎節夫の長年の努力により512編の詩を収めた遺稿集が見つかり、没後50余年を経て『金子みすゞ全集』(JULA出版局)として出版された。2003(平成15)年には、故郷に長門市立金子みすゞ記念館がオープン。その作品の魅力は、いま世界にひろがりつつある。
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