矢崎節夫と読む 金子みすゞ第三童謡集・さみしい王女
金子みすゞの残した童謡集第三集「さみしい王女」。「美しい町」「空のかあさま」に続く、最後の遺稿集です。「こころ」「私と小鳥と鈴と」「不思議」「こだまでしょうか」など60編の作品を矢崎節夫とともに読んでいきましょう。
書籍情報
詩:金子みすゞ 選・鑑賞:矢崎節夫
定価:1,320円(本体1,200円+税)
発売日:2012年04月11日
判型:B6変型
商品形態:上製本・オレフィンカバー掛
ページ数:152
ISBN:9784882843047
*電子書籍:フレーベル館
著者紹介
金子みすゞ●かねこ・みすず
本名金子テル。1903(明治36)年、山口県大津郡仙崎村(現在の長門市)に生まれる。大正末期から昭和初期にかけ、すぐれた作品を発表し、西條八十に「若き童謡詩人の中の巨星」とまで称賛されながら、1930(昭和5)年、26歳の若さで世を去った。没後その作品は埋もれ、「幻の童謡詩人」と語りつがれるばかりとなったが、童謡詩人・矢崎節夫の長年の努力により512編の詩を収めた遺稿集が見つかり、没後50余年を経て『金子みすゞ全集』(JULA出版局)として出版された。2003(平成15)年には、故郷に長門市立金子みすゞ記念館がオープン。その作品の魅力は、いま世界にひろがりつつある。
矢崎節夫●やざき・せつお
1947年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。佐藤義美、まど・みちおに師事し、童謡・童話の世界で活躍。1982年、童話集『ほしとそらのしたで』(フレーベル館)で第12回赤い鳥文学賞を受賞する。また、童謡詩人金子みすゞの埋もれていた遺稿を見つけだし『金子みすゞ全集』(JULA出版局)として出版、以後その作品を世に伝える。1993年には『童謡詩人金子みすゞの生涯』(JULA出版局)を上梓、知られていなかったみすゞの全容を明らかにした。2003年より「金子みすゞ記念館」館長。2014年、第13回童謡文化賞、2021年には、長年の児童文化への貢献により、第60回児童文化功労賞受賞。
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